美白化粧品に含まれる代表的な美白成分4選

美白成分ってどんなもの?

美白成分とは、シミやクスミを予防したり、できてしまったシミを目立たなくしたりする効果のある成分を指します。

美白効果があると認められている成分が入っている美白化粧品は、厚生労働省の認可のもと「医薬部外品」として販売されています。

厚生労働省の認可がないものでも、皮膚科でシミの治療に使用され実績のある「ハイドロキノン」のような成分もあり、これも美白成分として扱われます。

美白成分の役割は大きくわけて2つあります。

1.メラニンが作られるのを抑制する
2.できてしまったメラニン(シミ)を薄くする

美白成分と呼ばれるものは、この役割のうちどちらか、もしくは両方の効果がありますが、体質やお肌の状態によっては合わなかったり、刺激が強く肌荒れの原因となってしまったりすることもありますので、注意が必要です。

美白を求める人にとっては魅力的な「美白成分」ですが、使用されている美白成分が同じ化粧品でも、会社やブランドが異なれば、当然その特徴や使われている他の成分が異なります。

自分に合った美白成分を含んだ化粧品を使いたい時は、まずは候補をいくつかあげて実際に「お肌で試して」、一人一人のお肌に合ったものでスキンケアすることが美白への近道です。

ここでは、美白化粧品に含まれている代表的な美白成分についてまとめてみました。

ハイドロキノン

ビタミンC誘導体

アルブチン

プラセンタ

について、解説しています。

 

ハイドロキノンってどんなもの?

ハイドロキノンは、美白成分として広く化粧品や美容皮膚科などに使用されています。

まだ日本では注目されはじめたのが最近で、美白成分としてはビタミンCなどに比べ知名度はあまりないものの、予防だけではなく、できてしまったシミにもアプローチできるので、正しく使えば有用な成分と言えます。

ハイドロキノンの特徴や効果、副作用について次にご説明していきますね。

 

ハイドロキノンの特徴は?

ハイドロキノンはお肌の漂白剤とも言われており、従来よく使われてきた美白成分に比べ「強力」な美白成分です。
また、強力な分刺激も強めなため、使用法や使用する量によっては副作用が強く表れたり、肌がかぶれたりする場合もあります。

優れた美白成分であることには間違いありませんが、きちんと試してから使うことをおすすめします。

 

ハイドロキノンの効果

ハイドロキノンの効果は、大きく2つあります。

  1. メラニン生成を抑制し、新しくシミができるのを抑える
  2. できてしまったシミ(メラニン)に働きかけ、シミを目立たなくする

ハイドロキノンは、メラニンを合成する際にはたらく「チロシナーゼ」という酵素の働きを阻害し、また、メラニンが作られる工場である「メラノサイト」の働きを弱めることでシミ予防が出来ます。

できてしまったシミに対しては、メラニンを還元し、無色な状態にもどすという作用もありますので、このことから「肌の漂白剤」と称されています。

 

ハイドロキノンに副作用はあるの?

ハイドロキノンは、使用法によって副作用があります。
もともとハイドロキノンはすぐに酸化されてしまい、不安定な成分なので、きちんとしたものを使用しないとかぶれや炎症を引き起こす場合があります。

特に、5%以上ハイドロキノンを配合した化粧品やクリームは、白斑などの副作用が起きてしまうこともあります。

現在市販されているものは、危ないと言われているものよりも配合割合が低く比較的安全なものですが、今まで美白化粧品を使用してきて大丈夫だった方でも、ハイドロキノンを配合した化粧品を使用する際は、必ず、パッチテストを皮膚の目立たないやわらかい部位で試してください。

ハイドロキノンを使ったら、紫外線に注意!
また、ハイドロキノンはメラニンの生成を抑制するとお話ししましたが、メラニンはもともと紫外線から皮膚を保護するために作られるものです。

ハイドロキノンを使用している期間は、紫外線にさらされるとお肌がダイレクトにダメージを受けてしまうので、外出の際は紫外線対策をしっかりと行ってくださいね。

ビタミンC誘導体ってどんなもの?

美白化粧品といえば「ビタミンC誘導体」と言っても過言ではないほど、ビタミンC誘導体は美白を目指す女性にとっておなじみの成分です。

ビタミンC誘導体といっても、その種類は様々ですが、今回は細かな種類のお話しではなく、ビタミンC誘導体全体に言える特徴や効果などを解説していきます。

ビタミンC誘導体の特徴とは?

ビタミンC誘導体とは、体内に取り込まれると体の中の酵素によって「ビタミンC」へと変化する成分の事です。

ビタミンCは、抗酸化力が高くシミ予防にも効果的ですが、弱点として安定性が低く、化粧品などに配合されていてもすぐに構造が変わってしまう事があります。

ビタミンCのメリットはそのままに、弱点を克服したものがこの「ビタミンC誘導体」です。

また、ビタミンCは水溶性でお肌に浸透しにくいのに対し、ビタミンC誘導体は水溶性、脂溶性など様々な種類があるので、用途に合わせて選択が可能です。

 

ビタミンC誘導体の効果

ビタミンC誘導体には、美白に欠かせない様々な効果があります。
具体的に言うと、以下の4つの効果が代表的です。

2-1.抗酸化力が高く、活性酸素を除去できる

シミが出来てしまう原因の一つに、活性酸素があります。
活性酸素が過剰にあると、お肌にダメージが蓄積されてしまい、その防御反応としてシミのもと(メラニン)が作られます。
ビタミンC誘導体は、活性酸素を除去してくれる働きがあり、シミ予防に効果的です。

2-2.新陳代謝を促す

ビタミンC誘導体には、新陳代謝を促してくれる作用があります。
お肌が正常に新陳代謝を繰り返せば、ターンオーバーによって皮膚がきちんと剥がれ落ちていくので、できてしまったメラニンが色素沈着しにくくなります。

2-3.生成されたメラニンを還元し、色素沈着を予防する

ビタミンC誘導体は、酸化された物質を還元する作用があります。
酵素によって作られた「メラニン」は、ビタミンC誘導体によって還元されると無色化しますので、一度メラニンが生成されても色素沈着を未然に防いでくれます。

2-4.皮脂の分泌を抑える

シミの原因の一つに、肌荒れによる炎症があります。
皮脂が過剰に分泌すると、皮膚の表面で酸化し肌荒れに繋がってしまいますので、皮脂の分泌過剰で肌荒れやシミに悩んでいる方には、ぴったりの美白成分です。

 

ビタミンC誘導体の副作用とは?

ビタミンC誘導体は、皮脂の分泌を抑える作用がありますので、乾燥しがちな方は使用を控える方が無難です。

乾燥肌の方がビタミンC誘導体を使うと、乾燥してかえってお肌への刺激にもなりかねませんが、化粧品にはビタミンC誘導体だけではなく様々な成分が含まれているので、一概に使わない方がいいとは言い切れません。

成分としてはとても有効で、使用されている実績もあるものですので、乾燥肌で使用を考えている方は一度お試ししてから使用するのがいいでしょう。

アルブチンって何?

美白に関心のある女性なら、「アルブチン」という成分の名前を聞いたことがあるかと思います。

アルブチンは、美白成分として1989年に厚生労働省により認められ、それ以来化粧品などに配合されて注目を集めています。

実は、アルブチンは、最近注目されている美白成分の「ハイドロキノン」と構造が似ているということはご存知でしょうか?

今回は、そんなアルブチンの特徴や効果、副作用についてご説明いたします。

 

アルブチンの特徴とは?

アルブチンは、梨やコケモモに含まれている成分で、ハイドロキノンと構造がよく似ており、ハイドロキノンに糖がくっついた形(ハイドロキノン糖誘導体)をしています。

ハイドロキノンと似ている効果を持つというのが特徴ですが、ハイドロキノンよりも安定性が高く効果がゆるやかです。

アルブチンには、α-アルブチンとβ-アルブチンがありますが、α-アルブチンの方が美白効果は高いと言われています。

 

アルブチンの美白効果ってどんなもの?

アルブチンの美白効果は、先述の通りハイドロキノンとよく似ており、

○メラニンの生成を抑制する
○できてしまったメラニンを還元し、無色化する

という二つの効果があります。

そのしくみとしては、アルブチンがお肌に浸透するとメラニンを生成する働きをもつ「チロシナーゼ」という酵素を阻害し、メラニンが作られるのを抑えるというものです。

さらに、お肌に浸透したアルブチンは、一部がハイドロキノンへと分解されますので、できてしまったメラニンにもはたらきかけ、シミとして出てきてしまったメラニンを薄くする効果も期待できます。

安定性も高くハイドロキノンに比べお肌への負担が少ない、と利点も多い成分ですが、その分即効性はあまりなく、ゆっくりと時間をかけて効果を実感できるので、根気よく使い続けることが大切です。

 

アルブチンに副作用はあるの?

アルブチンは比較的安全で安定性の高い成分で、アレルギー反応やかぶれなどは起きにくいとされていますが、似ている成分のハイドロキノンとお肌の相性が悪い方は、一度医師に相談した上で使用するのが望ましいですね。

また、アルブチンには、紫外線からお肌を守るメラニンの生成を抑える効果がありますので、アルブチンをたっぷり塗った状態で紫外線ケアを全くせずに外に出かけたりすると、紫外線によるダメージをお肌が直接受けてしまうことになります。

そうなると、肌荒れが引き起こされたり、かぶれたりすることもありますので、アルブチンを使用する際は、紫外線ケアを徹底しましょう

 

よく聞くプラセンタ。どういうもの?

最近、美容成分として注目されている「プラセンタ」ですが、名前や、美容に効果があるということは知っていても、具体的にどういった成分なのか分からないという方も多いのではないでしょうか。

プラセンタは古代エジプトの女王クレオパトラも使用し、その若さを保っていたと言われています。

今回は、そんなプラセンタの美白成分としての特徴や効果、副作用についてご紹介いたします。

プラセンタの特徴

プラセンタとは、「胎盤」という意味で、一般的にプラセンタというと、胎盤から抽出された「胎盤エキス」のことを指します。

胎盤にはたんぱく質、脂質、糖質の三大栄養素だけではなく、ビタミンやミネラル、核酸などの生命に欠かせない成分がたっぷり含まれています。

健康に良いのは言うまでもないですが、肌を美しく保つ、シミやくすみを抑えるなどアンチエイジング効果も高く、シミ取りクリームにも採用されることがあります。

 

プラセンタの効果

プラセンタには注射やサプリメント、医薬品など様々な形がありますが、その効果は様々です。

代表的なものに、

○美白作用
○新陳代謝を活性化する
○抗炎症効果
○肝臓の働きをよくする
○活性酸素の除去
○自己免疫力の向上
○自律神経の調節
○アンチエイジング効果

などがあります。特に、「美白作用」は、シミやくすみに悩んでいる女性にとってうれしい効果ですので、少し掘り下げてご説明いたしますね。

プラセンタでなぜ美白になれるの?

プラセンタ (プラセンタエキス) は、厚生労働省が効果を認めている美白成分の一つで、下記の3つの作用により美白効果が得られます。

1.メラニンの過剰な生成を抑える

プラセンタは、メラニンをつくるのに必要な酵素「チロシナーゼ」を阻害し、メラニンが過剰に作られるのを防いでくれます。

2.活性酸素の除去により、肌ダメージが軽減

活性酸素が過剰にあると、肌の細胞が傷つき、その防御反応としてメラニンが生成されてしまいます。

プラセンタは、活性酸素の除去作用があり、肌ダメージを軽減してくれます。

ターンオーバーを正常化し、色素沈着を防ぐ

プラセンタは新陳代謝を活性化する作用があり、ターンオーバー(古い角質が剥がれ落ち、新しいお肌に生まれ変わっていくこと)を正常化して、メラニンが皮膚に滞って色素沈着してしまうのを防ぎます。

プラセンタの副作用

ふつう、美白効果などがしっかりある成分は副作用がありますが、プラセンタにはほとんどありません。

というのも、プラセンタはそもそも、様々な作用により「カラダを正しい状態へ導く」効果があり、その一環として美白効果(肌をもともとの白さまで戻してくれる作用)が得られると言えます。

副作用が無く、効果はしっかりと得られるという夢のような成分ですので、毎日のケアにぜひ取り入れていきたいですね。